2015年3月7日土曜日

モーターサイクルショー2015、注目の海外モデルは?

日本最大級のオートバイの祭典『モーターサイクルショー』が今月、東京と大阪で開催されます。

大阪モーターサイクルショー
開催:3月20日(金)、21日(土)、22日(日)
場所:インテックス大阪

東京モーターサイクルショー
開催:3月27日(金)、28日(土)、29日(日)
場所:東京ビッグサイト
国内外の各メーカーが新しい試みとなるニューモデルを次々と発表するなど、例年にないほどの期待値を感じさせる今年のモーターサイクルショー。多くのライダーがニューイヤーモデルへの期待値を胸に足を運ばれることと思いますが、せっかく赴くからにはひとつ基準となるものが欲しいところ。そこで今回、その開催に先駆け、代表的な海外メーカー限定ではありますが、私が注目するモデルをご紹介したいと思います。

[基準] ★★★★★ … 最大★5、最低★1






 ハーレーダビッドソン ストリート750
メーカー希望小売価格(税込):850,000円

・スタイリング………★★
・乗りやすさ………★★★★
・ワクワク感………★★
・ブランド………★★★★
・価格………★★★★★
[総合] 17点/25点中

オールアバウトのバイクガイド記事でも注目を集めるハーレーの次世代モデル、ストリート750。実際に試乗してみた者としては、これまでのハーレーとは打って変わってクイックかつ軽快な乗り味が印象的で、街中を走る際にはベストなセッティングになっていることが好印象でした。しかしながら、現在のスタイリングが問答無用のカッコよさを見せつけているかと言えば、答えはノー。圧倒的な人気を博した同メーカーのXL1200X フォーティーエイトと見比べれば、その理由がお分かりいただけるかと思います。ただし、このモデル最大の楽しみ方はカスタム。手の入れ方次第でカッコよくなる可能性を秘めているので、期待値をこめてスタイリングとワクワク感をシビアな採点としました。未だカスタムパーツのラインナップに物足りなさを覚えますが、どんなパーツが出てくるのか期待することとしましょう。

>> 【All About】 ストリート750 試乗インプレッション


 BMW Motorrad R 1200 R

メーカー希望小売価格(税込):1,690,000円

・スタイリング………★★★★
・乗りやすさ………★★★★
・ワクワク感………★★★★★
・ブランド………★★★★★
・価格………★★★
[総合] 21点/25点中

2013年、R 1200 GSから水冷化した新型ボクサーツインエンジンを搭載したロードモデル。以前のR 1200 Rと見比べるとかなりモダンなグラフィックへとチェンジしているのが伺えます。私自身は実際に試乗したことがないのですが、伝統のテレレバーからオーソドックスなテレスコピックフォークとしたことで、良い意味でのオートバイらしい表情を手に入れています。もちろんそこで走行性能を落とすようなことをBMWがするはずがありません。以前のR 1200 Rに試乗したときは、その旋回性の良さなど好印象を抱きました。ワクワク感の評価が高いのは、個人的な期待値の高さと言えるかもしれません(笑)。

>> 【All About】 BMW Motorrad R nineT


ドゥカティ スクランブラー

メーカー希望小売価格(税込):999,500円〜1,199,500円

・スタイリング………★★★★★
・乗りやすさ………★★★★
・ワクワク感………★★★★★
・ブランド………★★★★
・価格………★★★★★
[総合] 23点/25点中

今年最大の注目モデルがこれ。「まさかドゥカティが」と驚かされたニューカマーです。オールアバウトでもご紹介しましたが、800ccを超える大排気量モデルながら乾燥重量170キロというのは驚異的な軽さ。現代のストリートシーンにマッチしたモダンなビジュアルも申し分なし。残念ながらまだ試乗経験はないので「乗りやすさ」は★ひとつ少ないのですが、ネット上に流れているスクランブラーの走行動画やその車重から考えても、軽快感は相当なものと想像されます。さらに「さすがドゥカティ」と唸らされるのが、このスクランンブラーを軸としたカスタムパーツやアパレルラインの充実。日本ではこれらアフターアイテムが先んじて発表されており、スクランブラーというオートバイがどんな世界観を描こうとしているのかがよく分かります。さらに価格も、ICONレッドが100万円を切るなど、実にお値打ちな設定に。「今年のニューモデルで買いたいモデル、ある?」と聞かれたら、僕は迷わずスクランブラーを挙げます。

>> 【All About】 ドゥカティ スクランブラー


トライアンフ ボンネビル ニューチャーチ & ボンネビル スピリット

メーカー希望小売価格(税込):
(ニューチャーチ)1,020,600円
(スピリット)1,242,000円

・スタイリング………★★★★
・乗りやすさ………★★★★
・ワクワク感………★★★
・ブランド………★★★
・価格………★★★★
[総合] 18点/25点中

いずれも既存モデル トライアンフ ボンネビルをベースにカスタマイズされた限定モデルで、ニューチャーチは20台、スピリットは33台が日本に導入されます。いずれも物語を持ったキャラクターのはっきりしたモデルですが、カスタムの醍醐味であるオンリーワンとは異なる量産型カスタムモデルなので、ここは好みが分かれるところかもしれません。ベースのボンネビルは何度も試乗しているので、その乗りやすさは実証済み。いずれもライトカスタム系ではあるので、ここからオーナー自身がカスタムしてソリッドな一台に仕上げるのも楽しいかもしれませんね。個人的にはスピリットのカラー&グラフィックやコンパクトなヘッドライト、スポークホイール、メガホンマフラーというディテールに惹かれますので、これを土台にすればクラシックレーサーな雰囲気のカスタムスピリットを作れるのでは、などと夢想してしまいます。

>> 【All About】 トライアンフ ボンネビルT100


このほか、KTMやモトグッツィ、MVアグスタ、インディアン、ヴィクトリーなどなど、注目したいメーカーは数知れず。もちろん国産メーカーからも新時代に目を向けたニューカマーが登場してくるので、どのブースからも目が離せません。

かなり私的なモーターサイクルショー事前評価ですが、皆さんにとってひとつの目安になれば幸いです。

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