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ハーレーダビッドソン プラザ伊丹での女性ライダー取材にて |
そんななか、僕のハーレー(スポーツスター XL1200R)をフルカスタム&フルメンテしてくれている大阪のカスタムショップ トランプサイクルにお邪魔しました。もはやここに来るのは日課というか義務というか。
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TRAMP CYCLE |
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HARLEY-DAVIDSON XL1200X FORTY-EIGHT |
とあるお客さん(一見さん)の話で、トランプに入るなり、
「ハーレー売って。ここ、ハーレーやってるんやろ」
とおっしゃられたとか。ひとくちにハーレーダビッドソンと言っても、新車なのか中古車なのか、どのカテゴリー(ファミリー)なのか、さらに言えばどんなスタイルで乗りたいのか、オーナーの好みやライフスタイルによってまるで違うものになります。しかしこの方は、「ハーレーはハーレーやろ」とおっしゃられたとか。結局、その方の意図するところが不明瞭なままだったので、実りある話にはまとまらなかったそうです。
うーん、なるほど。
そう唸らざるを得ませんでした。
ハーレーに興味を持ち、ハーレーのことを調べ、ハーレーのことを知るようになり、ハーレーに乗るようになって、その奥深さに気付かされる……それがハーレーダビッドソン。「とにかくハーレーダビッドソンだ!と強調できるような派手なスタイルがいい!」というのであれば正規ディーラーに相談してみるといいでしょうし、「やっぱり『イージーライダー』の世界を再現したい。あのキャプテンアメリカ号に乗りたい!」のであれば、パンヘッド以前の旧車を扱うチョッパーカスタムが得意なカスタムショップに行くのをオススメします。
でも、“ハーレーダビッドソン”の存在を知ったばかりの人にとっては、ハーレーダビッドソンはハーレーダビッドソンだし、先ほどの方の理屈も、分からないではない(ただまぁ、いろんなスタイルがあるんですよ、という話を素直に聞いてみては?とは思いますが)。
「ハーレーって、ファッションにたとえられますよね」
トランプの長岡さんは、そうおっしゃいます。確かに、「服」といってもいろいろあるわけです。ユニクロもあればラルフローレンもある、クツだってスニーカーもあればブーツもある、アクセサリーだのなんだのと言い出せばキリがありません。そう、大阪・心斎橋のアメ村に紳士服を買いに行く人はいないでしょうし、デパートの紳士服売り場で「超派手なTシャツを」という人もいないでしょう。これ、ハーレーだけでなく他メーカーのモーターサイクルにも言えることではありますが、ハーレーの場合、その振り幅が半端なく大きいのです。カスタムのスタイルだって、それこそチョッパーからレーサー、トラッカー、カフェレーサー、ボバー、バガーと枚挙にいとまがありませんし、フリスコスタイルだのクラブ系だのディガーだのと、細かく出していけばまだまだ出てきます。
すべてを知ってからじゃないとハーレーダビッドソンに乗れない、なんてルールはもちろんありませんが、ある程度のことを知ったうえで買い求めにいくと、衝動買いをするよりは違ったモデルの選び方になるでしょうし、購入後も深みのある付き合い方ができるはず。衝動買いが悪いわけではありません、実際僕も衝動買いに近かったです(笑)。そこから今の姿になるまで、いろんな段階を経て今の姿になりましたが、そうした過程をリアルに体感することで、愛車との付き合いが深く濃くなっていくのです。
まぁ、ハーレーに乗っていて、この上のような姿にたどり着く人は少数派だとは思いますが、要するに「自分がハーレーダビッドソンとどう付き合いたいか」 「どんなハーレーライフを送りたいか」ということだと思います。ライフスタイルの主役はオーナーで、愛車は存在感があるものの、あくまでオーナーを映えさ せる存在。大切な相棒になるわけですから、二人三脚でいつまでも楽しみ合えるようにできるのが一番幸せなことだと思います。
上記の方は、いきなりエッジのきいたカスタムショップに入っちゃったことが不幸でしたね(笑)。正規ディーラーに行っていれば、もう少し親切な対応をしてもらえたんじゃないかな。
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TRAMP CYCLE |
割りと試行錯誤な感じでやっていくかと思いますが、生暖かい目でご覧いただければ幸いです。
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