カスタムバイクショー JOINTS 2014

2014年4月20日（日）、愛知県名古屋市のポートメッセなごやで開催されたカスタムバイクショー JOINTS （ジョインツ）に行ってきました。これまではハーレー専門ウェブサイト担当者という名目でお伺いしていたのですが、今年はフリーランスのライターとしてお邪魔した次第。

それにしても、JOINTSは年々巨大化しているよう。来場者数は今年も昨年以上におよんだそう。一昨年と同じく、イベントの天敵である雨に見舞われたにもかかわらずこの数字を出すというのは驚くばかり。規模感という点で言えば、神奈川で開催されるYOKOHAMA HOTROD CUSTOM SHOWも国内最大級ですが、こちらは四輪と二輪の合わせ技。特にHOTROD SHOWは元々四輪のみのカスタムショーで、以前はカスタムバイクの展示が禁止されていた時代もあったそう。それを考えると、モーターサイクルのみでこの盛り上がりっぷりは驚くばかり。

最大のポイントは、愛知県という立地の良さでしょう。関東や関西での開催となると、一方の地域から離れたショップはなかなか出展したがりません（現地で興味を持ってもらっても、なかなか受注に結びつかないから）。しかし愛知だと、三都市のちょうど中間で、ショップはもちろん参加者も足を運ぶのに遠さを感じませんよね。バイクで行くなら、ちょうどいいツーリングだ、ぐらい。バイク自走で何度も東京～大阪を行き来した経験者としては、この距離ぐらいじゃ心は折れません。

……と、そんな話をしても面白くないですから、今年のJOINTSについて。当初は仕事ではなくプライベートの延長線上（フリーになったので挨拶まわりなど）で赴いたのですが、「ちょっ、この仕事やらへん？」と、まさかの現地オファー。ご丁寧に一眼レフカメラを持っていっていたので、「いいっすよ」とふたつ返事。割りとがっつり仕事しちゃいました（笑）。

主に駐車場をウロウロしていたので、午前中は場内をほとんど見ておらず。が、午後から雨が降り出したことで駐車場取材が困難になり、ランチとともに会場内を散策。この世界でお仕事をいただいている身としても、こうしてカスタムショーには足を運ばなきゃな、と襟を正した次第です。

東京・八王子に移転したブラッククロームはシャンパンゴールドのカフェレーサーを持ち込み。以前は違うカラーリングだったので、装いも新たに、という印象ですね。ブラッククローム代表の松本さんらしさが出た個性的で現代のストリートシーンに似合うカフェレーサーです。

神戸の大御所 SHIUN CRAFT WORKSはお馴染みの電動チョッパーバイク CHOPPER FOREVER を持ち込み。そう、このスタイルでありながら、巷を賑わせる電動バイク仕様なのです。

アメリカのトラクター用（だったか？）のバッテリーを積んだオリジナル電動バイク。「僕らが敬愛するチョッパーという文化は、当時のカスタムビルダーがいろんな未来を想像して生み出したもの。今を生きる僕らが過去の産物ばかり真似していては、新しいものは生み出せない」とは、SHIUN 代表の松村 友章さん。チョッパースタイルに敬意を表しつつ、電動バイクという文化を取り入れた松村さんにしか生み出せない一台。ここにSHIUNの哲学が詰め込まれている想いです。

大阪では屈指の人気を誇るTRIJYAも登場。代表の岡本さんからアメちゃんいただきました（笑）。

個人的に大好きなアメリカのカスタムブランド RSD（ローランド・サンズ・デザイン）のスポーツスター。最近ではBMW Motorradの一大プロジェクト R nintT Custom ProjectでConcept Ninetyを手がけたことで知られていますね。そのConcept Ninetyと同じくカフェレーサーでステージオン。今、カフェレーサーが流行っているのでしょうか……。

このシートには脱帽……こういうスタイルも取り入れてしまえるのがカスタムバイクの面白いところ。

カスタムショーの華であるギャルも。やはり美しい女性とモーターサイクルは切っても切り離せないものなのです。

個人的にはこれ！ カスタムバイクというわけではないですが、ハーレーダビッドソンの歴史を語るうえで欠かせないモデル、XR750。かつてハーレーダビッドソンがレースシーンで輝いた時代を象徴する一台。当時のダートトラックレースの映像を見ているだけで、鳥肌が立ってきます。こちらのブースは、どちらかと言えば当時のガレージを再現したパーツ販売をメインにされていました。このテイストがたまらないんですよね。

ほかにもお見せしたい写真がわんさかあるんですが、とりあえずはこんなところで。また今年も各地のカスタムショーやイベントに足を運ぶことが増えそうです。